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福岡 正臣さん

愛知県出身
日本画科22期卒(1995年3月卒業)

1994 『第26回日展』初入選
(以降10回入選)
1996 『第31回日春展』(日展日本画
部春季展)初入選
(以降7回入選)
1997 名古屋芸術大学大学院
日本画科 卒業
2006 『第37回日展東海展』中日賞受賞
2009 『第4回万葉集日本画大賞展』
準大賞

福岡氏は、できないものをできるようにすることに常に興味を感じ、自然にわいてくる欲求を自分と格闘しながら自分に近い答えを見つける。

受賞のきっかけとなった作品に描かれている鵜の姿は、鵜匠さんの元に長年通い続け交流を重ねた成果であり、そこから鵜に関する万葉集と巡り合い今回の受賞につながった。

実家が小原和紙の紙すきを営む福岡氏は自身ですいた紙で制作する。制作用の紙をすくには、網だけで20キロ以上、さらに紙の材料と水の重さが加わる重労働であるが、紙すき屋の息子が他所の紙を使うわけにはいかないという意地があり、卒業後は小原和紙一本で制作。

元来、日本画和紙には向かない小原和紙を厚みを変えたりと工夫を重ねながら日本画制作にも対応できる紙をづくりを日々研究している。 ここにも福岡氏のこだわりを感じる。

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